お焚き上げ

亡き人の遺品をお片付けてしている時に、どうしても捨てられない物というものが出てきますが、例えばアルバムなど、ついつい開いて中を見ていると、故人との思い出の場面が出てきて、片付けの手が止まったりするものです。

こういったものは取っておいても構わないのですが、場合によっては思い出が沁みついているが故に一歩も前に進まないということもありますので、大切な写真をほんの少し残しておいて、後は全てお焚き上げ供養してもらうといった方法があるのです。

この場合のお焚き上げは、思い出を亡き人に送り届けるという意味合いがありますので、捨ててしまうことではありません。亡き人のいる天国に届けて差し上げるという気持ちであれば、前向きな気持ちになれるものです。

お焚き上げ供養とは、こういう風に前向きに利用するものなのです。