世の中の傾向として葬儀の簡略化が進み、葬儀の費用が高いと叩かれ続けた結果としての価格競争は、サービス面での手抜きで価格を下げていくので、葬儀社としてはかなり苦しい限界での経営となっているようです。
こういった中で、葬儀に使われる物品の値段は相変わらず高く、一旦葬儀社を決めた後は選択の余地が無いために、たとえば骨壺などに付いては、付加価値の高い高級骨壺をすすめてくるようです。
大変に立派だった故人様の大切なお遺骨を納める骨壺ですからと、すすめられますと、やはり高い物を買ってしまうのが人情で、高価な壷に入ってさえいれば、貧乏人でも神持ちになることが出来るのです。
果たして高価な壷に入ったからと言って、極楽浄土に行けるのなら大変に価値のあるものですが、一旦お墓に納骨すれば誰も見るようなことがないような壷がこうきゅうひんであることに何の意義があるのかと思ってしまいます。