これはよくあるパターンであり、寺院から檀家が離れていく大きな要因なのですが、ある日突然寺院から案内が来て、「本堂が老朽化したために建て替えが決まり、一軒当たり〇〇万円の寄付をお願いすることになりました…」等と書かれていましたが、毎日の苦しい生活の中で自分の家も老朽化していて何とかしなければいけないのに、誰も何もしてくれないけれど、お寺だけが人に寄付を頼んで建て替えるなんて虫が良すぎる!と思う方が意外と多いのです。
昔から言われるように、檀家の家のご先祖様を毎日供養して皆が幸せに暮らせるように祈願するのが寺院の務めであって、皆が本当に有難いと思っているからこそ、寺院の事に関しては自分の事よりも大切な事であり、寄付に関しても「どうぞお使い下さい」と決められた金額以上の金額をお布施する人もたくさんおられたのですが、今の時代、寺院がやるべきことをやっていない、贅沢して遊んで廻っている、などの批判がある中で、当然有難いと思っていない訳であって、寄付などは絶対に嫌だと思う方がいるのです。
寺院は皆で支えるものという観念が無くなりつつある中で、要するに日常的に好意的な雰囲気ではないので、このような寄付が来た時に、「もう止めてやる」と思われるのです。
私も僧侶有りますが、実際に相談された方の依頼で付いて行ったりしますが、本当にひどい、絶対に許せない、欲の固まり、お経もまともに詠めない、これで僧侶とよく言えたもんだという僧侶が実際には本当にたくさんいるのです。
高額寄付金の案内が来たついでに離檀したいという気持ちもよく分かります。
お話を実際に聞いてからの判断となりますが、あまりにもひどい場合には私がお手伝いさせて頂きます。
